はじめに
冬の空気は澄んでいて、植物の色や形がいつもよりくっきりと見える季節です。赤い実を光らせる南天と万両、凛と伸びる松竹梅、やわらかな色を持つ葉ボタン。どれもお正月にふさわしい縁起植物で、空間にそっと明るさと華やぎを添えてくれます。
難しい飾りでなくても大丈夫。お気に入りをひとつ迎えるだけで、年の始まりが穏やかで清々しいものになります。
冬に似合う縁起植物──意味と魅力をシンプルに
■ 南天
深い赤い実が冬の白さに映え、「難を転じて福となす」の縁起木として昔から人気。一本あるだけで空間に心地よい緊張感が生まれます。
■ 万両
落ち着いた葉色と、葉の下に隠れる赤い実が上品。控えめながら、近くで見ると驚くほど艶やかで、お正月飾りに重厚さを添えてくれます。
■ 松竹梅
華やかさと格調をあわせ持つ「祝い」の組み合わせ。松のまっすぐ伸びる姿、竹のしなやかさ、梅の可憐さが共存し、正月らしい清らかさをつくります。
■ 葉ボタン
寒さに強く、冬の寄せ植えに最適。紅白の色合いが晴れやかな印象で、和洋どちらのインテリアにも馴染みます。
育て方のコツ──難しくない“基本だけ”
細かい作業は不要。ポイントだけ押さえれば、お正月後も気軽に楽しめます。
■ 南天
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日当たり:半日陰〜日向
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水やり:鉢は乾いたら、庭植えはほぼ不要
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ひとこと:とても丈夫。場所を選ばないのが魅力。
■ 万両
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日当たり:直射日光を避け、半日陰へ
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水やり:土が乾く前に
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ひとこと:風に弱いので、玄関脇や室内に置くと安心。
■ 松竹梅
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松:日向で乾かし気味
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竹:半日陰もOK
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梅:日当たり・風通しが大事
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ひとこと:セットで植えても、その後は個性に合わせて育ててOK。
■ 葉ボタン
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日当たり:明るい場所
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水やり:控えめ
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ひとこと:冬の主役級の丈夫さ。
飾り方のアイデア──“置くだけで決まる”組み合わせ
難しい技術は不要。色や形の相性が良いので、並べるだけで雰囲気が整います。
■ 玄関
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松竹梅を後ろに、手前に葉ボタン
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南天や万両の赤い実をアクセントに
→ 一鉢で「お正月の景色」が完成します。
■ 室内
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南天の切り枝を細い花瓶に
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万両の鉢を棚や低い台へ
→ 赤い実が部屋の冬景色にほどよい華やぎを添えます。
■ 小さめの寄せ植え
白い鉢に葉ボタン+松を合わせると、上品で扱いやすい“冬の定番”に。玄関にもリビングにも馴染みます。
お正月後──少しの工夫で春まで楽しめる
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南天は春に新芽が出て、やわらかい緑が楽しめます。
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万両は春に軽く追肥すると、翌年の実付きがよくなります。
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松竹梅は庭や鉢に移すと一年楽しめ、季節のリズムを感じやすく。
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葉ボタンは春に伸びる花茎も可憐。そのまま観賞しても◎。
季節をまたぐと、植物の表情が変わり、冬とは違う魅力を見せてくれます。
まとめ
南天・万両・松竹梅・葉ボタンは、どれも冬の空気に映える縁起植物。飾るだけで気分が整い、家の中に小さな“節目”が生まれます。
年の初めの空気とともに、植物の静かな美しさを迎えてみませんか。きっと新しい一年が、すっきりと穏やかに始まります。











