寄せ植えの魅力とセンスのいいポイント
寄せ植えとは1つのプランターに複数の植物を一緒に植え込む手法です。
土がないところでもお花を楽しむことができますし、気分や季節によって場所を移動することもできることが最大のメリットです。
お正月やハロウィン、クリスマスなど、イベント合わせて作ることで季節感を楽しむことも醍醐味の一つです。
意外な組み合わせがよかったり 正解がないといってもいい寄せ植えですが、簡単にセンスがいい寄せ植えを作りたい!という方も多いはず。以下の点を抑えると比較的簡単におしゃれな寄せ植えを作ることができます。
テーマを決めて植える
例えばわかりやすいテーマを決めるとすれば色を決めると良いです。
同系色の色や、好きな2色、補色関係の2色(黄色と紫などの色相環で言う反対色)でまとめるなど、1~2色でまとめると、色がごちゃつかずまとまった印象の寄せ植えになります。
1色でも濃淡をつけることで単調にならない寄せ植えになりますし、逆にトーン(色調)を合わせることで複数の色味をあわせてもまとまった印象の寄せ植えになります。
ポイント!
アクセントでシルバーやブロンズ系のカラーリーフを入れてあげるとおしゃれ度がアップします!
タイプの違う3つの植物で寄せ植えをつくる
メインとなる植物・足元のすき間を覆う植物・縦のラインを出す植物という3種類を選んで寄せ植えにすると動きがありつつまとまっておしゃれな印象の寄せ植えになります。
メインの植物
お花や葉の面積がおおきいもの
パンジー、ビオラ、ハボタン、アネモネ、プリムラなど
すき間を覆う植物
お花や葉が細かく、ふんわりとした背の低めのもの
アリッサム、バーベナ、イベリスなど
縦のラインを出す植物
細長い葉や枝を持つもの
カルーナ、ラベンダー、エレモフィラ、グラス類など
高低差をつくる
中心や後方に背の高い植物を植え、手前や周りに中くらい~背の低い植物を植えるという意識をもって植えるとバランスがとれた寄せ植えにすることができます。
人気の寄せ植えの方法
基本の寄せ植え
植生が似ている植物を複数合わせて植える方法です。
例えば日向が好きな植物同士、日陰が好きな植物同士で一緒に植えてあげれば管理方法も一緒なのでどれか1本だけ調子が悪くなってしまう可能性も低く、長い間楽しむことができます。
単体で植えるときよりお互いを引き立ててより魅力的に見えたり、1鉢だけの時とは違った良さを発見できたりと、スペースがなくても植物を楽しむことができます。
ハンギング
ハンギングとは専用のプランターを使うことで壁やフェンスにかけたり、木や軒下などから吊下げたり、空間を有効活用して高い目線で楽しむことができる方法です。
通気が良くなるので根腐れや病害虫の心配が減るのも魅力の一つです。
リース
専用のリース型のプランターに植物を植えることで成長を楽しむことができる寄せ植えのリースです。
フォーカルポイントにもってこいなので、椅子に立てかけたり、門扉に吊るしたりと玄関周りに飾ると一機に華やかになりますね。
ブリコラージュ
寄せ植えの管理と育て方
季節ごとの植物の管理方法
春:新芽が伸びる季節
水やり:土が乾いたらたっぷりと。
花がら摘みをこまめに行うと、株が疲れにくくなります。
夏:乾燥と暑さ対策がカギ!
肥料:耐暑性を高めるカリウム入りがおすすめ。
秋:植え替えに最適な時期
冬:休眠期でも油断しない
病害虫の対策と注意点
寄せ植えの材料と道具
寄せ植えに必要な工具と用品
寄せ植えでは、様々な植物を一つの容器に植えこみます。
それにより使う道具や資材が変わったりします。ここではその種類と最適なものをご紹介いたします!
寄せ植えを楽しむためには、適切な道具をそろえることが大切です。まずは基本的な道具を揃え、
少しずつお気に入りのアイテムを追加していくと良いでしょう。
1. 植木鉢・コンテナ
寄せ植えの主役である植木鉢やコンテナは、デザインやサイズを慎重に選びましょう。
① 陶器やセラミック製
デザイン性が高いものが多く、重厚感があり、安定性が高い。室内や固
定した場所での使用におすすめ。
② プラスチック製
軽量で持ち運びが簡単。ベランダや吊るすタイプの鉢にも適しています。成型品ですので、様々な形が選べます。
③ 木製や金属製
ナチュラルな雰囲気やアンティークなデザインが魅力的。ワイヤーで編んでメ
ッシュ状にしたメッシュプランターも最近人気があります。
2. 土・肥料
寄せ植えには専用の土を使用するのがおすすめです。
① 花の培養土
様々な植物に適応した培養土が草花の寄せ植えには最適です。当店オリジナルの配合で作られた「お花屋さんの土」は適用範囲も広く、植物に最適な配合になっていますのでおすすめです。
② ハンギング向けの培養土
上記のような培養土ですが、内容物がより軽く水分が含まれても重すぎないハンギング用の培養土があります。
③ 専用土
多肉植物や、観葉植物(室内向け)の専用土もございます。多肉の寄せ植えや、観葉植物の寄せ植えはその専用土を使うことをお勧めします。
④ 花の肥料
花が咲かせやすくなる配合の IB 化成肥料が長期間肥料効果が続き便利です。マグァンプKは植付の際に培養土に混ぜ込むだけで、約1年間は肥料効果が続きます。
⑤ 排水性を重視
底に軽石や鉢底ネットを敷くと水はけが良くなります。鉢底から虫などが侵入することをある程度防いでもくれます。
3. スコップ・シャベル
土を掘ったり、鉢に移したりする際に使う基本的な道具です。
小型のスコップは狭い鉢でも作業しやすく便利です。
ステンレス製は錆びにくく、長持ちします。
プラ製で筒状の土入れも便利でよく使われます。
4. ジョウロや霧吹き
水やりに欠かせない道具です。
① ジョウロ
シャワーノズルが取り外せ、細いノズルがついているものは、植物の根元に正確に水を与えるのに便利です。
② 霧吹き
葉水や小型植物への優しい水やりに最適。特に多肉植物や観葉植物に役立ちます。
5. ハサミ
植物の剪定や不要な葉のカットに使用します。
園芸用ハサミは、刃渡りはそんなに長くはないですが、細かいところの作業に向いており、枝や茎を傷めずに切れるのが特徴。
また、分けられる苗(株分け)はハサミで切って分けることもできます。
こまめな手入れが植物の健康を保つ秘訣です。
6. 手袋
作業中に手を汚さず、傷つけないために必須のアイテムです。
おしゃれな寄せ植えの作品集
それでは実際に植えた作品を見ていきましょう。ここまで書いてきた事を頭に浮かべながら見ていただくとより一層イメージが湧くと思います。
人気の寄せ植え実例
まとめ
おしゃれな寄せ植えを作るのはハードルが高そうに見えるかもしれませんが、コツが分かってくると寄せ植えの魅力にはまってしまうこと間違いなしです!
まずは3~4ポットから、ポイントを踏まえながら挑戦してみてはいかがでしょうか?