公開日: 2024年2月13日 - 最終更新日: 2024年2月14日

2024 母の日ギフト 花屋が教える花選びのポイント

グリーンファーム運営担当
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毎年『母の日のプレゼントは何にしよう?』と頭を抱えていませんか?

最近は旅行や食事といったプレゼントをするという意見も耳にする様になってきましたが、実はいまだに花や観葉植物をプレゼントしている人がダントツで多い様です。

2023年では全体の約3割が[花・観葉植物]を贈っていたとの事。またお母さんに聞いた『もらえたら嬉しい物はなんですか?』とのアンケートでも[花・観葉植物・メッセージカードなど]が全体の約4割を占めるなど、贈られる側にとっても嬉しいプレゼントとなっている様です。

※引用元:母の日.me【2023年度 母の日後】プレゼントを贈った方・もらった方へのアンケート調査https://hahanohi.me/survey050/

今回は多くのお母さんが喜ぶ花ギフトの選ぶポイントを、花のプロが近年のトレンドも織り交ぜながらご紹介したいと思います。

 

母の日 花ギフトの選び方

母の日ギフトの花選びは楽しそうな気もしますが、花の知識がない人にとっては、かなり頭の痛い問題なのかもしれません。そんな方にまず基本として知っておくとスムーズに花選びが出来る3つの代表的なプレゼントをご紹介します。

フラワーアレンジメント

フラワーアレンジメントとは生花をスポンジに挿し、花が終わるまでの1~2週間、短期的にお花を楽しむ物を言います。見た目の華やかさから、花のギフトととしては一番メジャーです。母の日ギフトの期間になるとカーネーションの生花の流通が盛んになり様々な種類のカーネーションを使ったフラワーアレンジメントがお店に並びます。

鉢物

1種類のお花や観葉植物が鉢に植わった物を鉢物と言い、長期間その植物を楽しむことが出来ます。カーネーションをはじめ、アジサイやラベンダーなど、母の日ギフトシーズンになると数多くの華やかな花がお店に並びます。お母さんの趣味が分かっている方は観葉植物など花のない物もギフトにされる方がいます。

寄せ植え

寄せ植えとは複数の花の苗をひとつの鉢に直接植えた物を言います。

フラワーアレンジメントや花束など生花に比べ、長期に楽しめます。また色々な品種の花が次から次へ沢山咲くので、可愛いお花を育てる喜びも感じることができるのも魅力です。

水やりなど多少の手間はかかりますが、寄せ植えはすでにお花が植え込んである状態なので、贈る相手の植え込む手間などは一切かかりません。

また、「ピンク系?ブルー系?はたまたナチュラル系?」といった感じに、贈るお母さんの好みを想像しながらプレゼントを選ぶのはワクワクもしますし、気持ちもこもったギフトになります。

 

アレンジメント

日頃の感謝をお母さんに伝えるために、フラワーアレンジメントをプレゼントにと考える方は多いと思います。
そんなアレンジメントにもいくつか種類があり、どれにしようか悩まれる方も多いのではないでしょうか?
今回は大きく分けて生花とプリザーブドフラワーについてまとめてみました。

生花

生花の良い点は、やはり色の鮮やかさや香り、花びらの柔らかさなど、自然そのものの美しさを感じられる点です。また、季節によって変わるお花で四季を感じることができるのも素敵です。
少し手間はかかってしまいますが、自分の手で生花を育てて、そのお花でアレンジメントを作るというのも最高のプレゼントになるかもしれませんね。

注意する点としては、生のお花である以上、しおれてしまわないようお水の管理が必要になります。
そういった管理をした上でも美しさを楽しめるのは1~2週間程度と、とても儚いものです。
また、香りや花粉の心配、ペットを飼われている場合には、口にしてはいけない植物もありますので注意が必要です。

プリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーとは、生花に特殊な加工をして水分と色を抜いたあと改めて染色をすることで枯れずに長期間楽しめるようにしたものです。生花と違い、もらった後の管理が少なくお花を楽しめるのが最大のメリットと言えるでしょう。

管理状況や商品の品質にもよりかなりの差がありますが、1~8年と長期間に渡り美しさが続きますので、見るたびにもらった時の嬉しさを思い出せるのも魅力です。

ただ、生花に比べ高価な点と、長期間保管ができる反面、捨て時がわからず保管場所に困ってしまうという方もいらっしゃるようです。

1年に1度、感謝を伝えるためのアレンジメント。どんなお花が喜んでもらえるか?どんな種類のアレンジメントが良いか?お母さんのことを考えてご家族で考える時間もまた素敵なひと時となりそうですね。

鉢物

お花を長く楽しめる鉢花を母の日のプレゼントに選ばれる方は大変多いです。
鉢花の種類はもちろん定番のカーネーションをはじめ、近年人気No1のアジサイ、そのほかに魅惑的はお花が人気のクレマチスなど、よりどりみどり!
ここでは、そんな鉢花の母の日ギフトをご紹介いたします!

カーネーション

「カーネーションは赤!ピンク!」というイメージが強いですが最近はカラーバリエーションが豊富になってきており、お母さんにぴったりのカラーも見つかるはずです。

そんなカーネーションですが、実をいうと、育てるのはかなり難しいお花なのです。お花を咲かせるには、たくさんの水と肥料と日光が必要になります。ですので、なるべくお花が沢山ついて、ある程度咲いているものをお選びいただくのがベストチョイスになると思います。

アジサイ

母の日の鉢物プレゼントで一番人気なのがアジサイです。

アジサイと一口に言っても、ハイドランジア、ガクアジサイ、ヤマアジサイなどなど様々な種類がある中で、更に数えきれないほどの品種が存在しています。また、仕立て方次第で赤系(ピンク系)にも青系(紫系)にもコントロール出来る為、多種多様な姿があり人気を博しています。

ロングセラーの島根アジサイ 万華鏡、可愛い小さな花がポンポン咲くヤマアジサイ伊予獅子てまり。他にも白扇(はくせん)など真っ白いヤマアジサイや、ピンクアナベルなども非常に人気です。

花が終わった後も日本人にとってアジサイは馴染みが深く、育てるのに抵抗が少ないのも良い所かもしれません。

ラベンダー

ラベンダー

穏やかで落ち着く香りがするラベンダー。ハーブらしく、爽やかな香りの中に土や草っぽさも感じられ、癒やし効果のあるアロマとしても人気です。風で揺られると良い香りが漂ってきて、素朴な見た目以上の存在感がありますよね。

その香りの仕方にも違いがあり、強い香りの花をお探しでしたら、香水の原料として使われるイングリッシュラベンダー(コモンラベンダー)がおすすめです。

香りが弱くても可愛い花をお探しでしたら、うさぎの耳のような苞葉(ほうよう)が可愛いフレンチラベンダーはいかがでしょう。紫もありますが、白はよりうさぎらしく何とも愛らしいですよ!

鉢花ギフトの場合、5号鉢以上のサイズですとボリュームがあって喜ばれると思います。ラッピングで可愛く仕上げられたものを選べば間違いないです。

その他

蔓性植物の女王・クレマチス

クレマチス

バラに合う優雅で高貴なお花として高い人気を誇っているクレマチス。開花の最盛期が5月頃となっており、母の日のタイミングと最も美しく咲くタイミングがぴったり合います!

クレマチスはお水と肥料が大好きなので、送る相手がお花のお世話をするのが好きな方ですとより楽しめるかも知れません。

たくさんの性質、種類があるクレマチスですが、育てやすい”新旧両枝咲き”、花の鑑賞期間が長い”四季咲き”を贈ると喜ばれるのはないでしょうか。

カラー

カラー

スッと伸びた茎にくるっと巻かれた苞(ほう)がスタイリッシュな印象を与えるカラー。そのシンプルさは凛々しく上品でもあります。ブライダルブーケで使われる事が多く切花のイメージが強いかも知れませんが、鉢植えなら一般的な花と比較して咲いている期間が長く、清涼感のある甘い香りがほのかにする程度なので、シンプルにお花の美しさを楽しむにはとても良いギフトになります。

寄せ植え

生花に比べ長期に楽しめる寄せ植え。ここでは寄せ植えの選び方や、ご自分で作製する際のポイントを簡単にご紹介したいと思います。

購入する場合のポイント

寄せ植えは自分で作るものというイメージが強いですが、近年ギフト用として完成品を販売しているお店が数多くあります。

室内で鑑賞する生花と対象に、外で管理するものが多いのでガーデニング好きな方に贈る際におすすめです。

お花がたくさん入ってるもの、多肉植物やサボテン、観葉植物など寄せ植えでもいくつか種類がありますので贈る方の好みに合わせて選びましょう。

選ぶポイントとしては生花に比べ、鑑賞期間は長いですが、一度花が咲き終わると次の花が咲きづらいものや、管理の難しいものが入ってる場合があります。そういうものは避けて育てやすく、花がたくさん咲くような植物の入った寄せ植えを選ぶと誰でも比較的長く綺麗に鑑賞できます。

わからないときは購入するお店のスタッフに相談してみると良いでしょう。

また、店頭で選んで宅急便で送る際はしっかり根がついているかを確認してください。根付いていないと配達の際、中の植物が跳ねてしまうなんてこともあります。

せっかくのギフトを綺麗な状態で送れるために最も重要なポイントです。

自分で作る場合のポイント

寄せ植えを自分で作る際は、花選びが重要になります。

もしプレゼントするお母さんの趣味が分かっている様であればそれを元に選ぶのがおすすめですが、その際も次の事を頭に入れながら選ぶと良いでしょう。

・開花期

・色

・性質

まず1つ目の「開花期」と言うのは、その植物の花の咲いている時期の事を言います。母の日は5月中旬にプレゼントをするので、5月中下旬に花が終わってしまう物を選んでも生花と何ら変わらない持ちになってしまいます。出来るだけ開花期が長く、現在花が咲いている品種を選びましょう。

次に「色」ですが、華やかにしようと欲張って、何色も一緒に植えてしまうとガチャガチャした寄せ植えになってしまいます。色は2~3色に絞って濃淡でバリエーションをつけてあげましょう。

最後に「性質」です。ここで言う性質と言うのは主に、「水が好きか嫌いか」「陽が好きか嫌いか」になります。それぞれ真逆の性質の物を選んでしまうと、うまく育たない原因になってしまいますので、気をつけてチョイスをしてください。

また、寄せ植えは1週間前までに作っておくと良いです。もし部分的に枯れてしまった場合にも対処が出来ますし、花は植えて1週間もすると向きがちょうど良く揃い馴染んできますので、余裕をもって作っておきましょう。

 

花ギフトを買う場所

ここまでで、大体どの様な物をプレゼントすれば良いかが分かって来たと思います。ここからは、それらをどこで買えば良いか?アドバイスをして行こうと思います。

母の日近くになると、町のあちらこちらでプレゼント用の花を目にする事が多くなります。ただ、買う場所やタイミングによって「あそこで買わなければ良かった。」とか「買うのに一苦労だった・・・。」と思う場面も少なからず出てきます。そんな失敗や苦労がない様に、ぜひ次の事を参考にしてみてください。

植物を買うなら[花屋・園芸店]がおすすめ

花や植物のプレゼントを買う際に気をつけておきたいポイントとしては2つ。

1つ目は、花の鮮度です。花をプレゼントしても2~3日したらパラパラと花びらが散ってしまった。なんて姿を見るのは、もらった側も、贈った側も悲しいものです。花の鮮度と言うのは、生花であれば市場から良い品を入荷し、的確な水揚げ作業を行う事で大半が決まります。また鉢物であれば、市場から入荷後、花や植物の種類ごとに環境を選び的確な管理をします。生花はいかに鮮度を落とさないか、鉢物はいかに鮮度の良い状態をキープまたは向上させるかがポイントなのです。

2つ目は、花・植物の知識です。花には種類ごとに管理を変えてあげる必要があります。生花ではその知識を持っている事で、同じ花を使ったアレンジメントでも挿し方や置く場所によって、持ちが全く変わって来ます。鉢物ではもっとわかりやすくて、種類ごとに育て方が全く違う為、販売する際に専門的な知識を持っていなくてはいけません。これはプレゼントを贈った後にも安心で、もし育て方などが分からない場合でも、その花屋さんや園芸店では相談に乗ってもらう事が出来ます。

これら2つのポイントが花屋・園芸店をおすすめする理由です。

ネット通販は実店舗があるショップがおすすめ

なかなか直接足を運んでプレゼントを買いに行けない方にはネット通販がおすすめです。ただこの場合もショップ選びにはコツがあります。実は母の日近くになると短期的にその時だけ植物を扱うショップが増えるのです。ここで押さえておきたいのが「トラブルがあった時にしっかり対応してくれるか?」がポイントになります。と、いうのも、母の日は日本全国の物流が非常に活発になり、運送業者さんも大忙しの時期です。輸送中の事故や誤配送などがどうしても起きやすくなります。

この時に日頃からネット通販をしっかり行っている花屋さんや園芸店では、荷物の事故が起こりにくい梱包方法やノウハウを持っています。また別のトラブルでも実店舗があると言うのはとても良い安心材料になります。

まとめ

母の日ギフトの花選びから購入先まで、おすすめを一気にご紹介して参りましたが、何となくイメージは湧いてきましたでしょうか? 花は女性的で視覚的にも嗅覚的にも喜んでもらえるプレゼントのひとつだと思います。これを読んで「花に決めた!」となれば嬉しいですし、「まだ悩んでる。」と言う方も引き出しのひとつに加えれてもらえると嬉しいです。

また、グリーンファームでは母の日ギフトとして贈られる側、贈る側の皆さんに喜んでもらえる企画を考えております。お近くの方は是非お店に、遠方の方はグリーンファームオンラインショップでお買い物が出来ます。また、お近くの方でもオンラインショップでご購入頂いて、お近くの店舗でお引取りが可能になりました。ぜひ皆さんのスタイルに合わせてお使いください。

 

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