公開日: 2025年1月14日 - 最終更新日: 2025年1月19日

春の訪れを告げるラナンキュラスの魅力

グリーンファーム運営担当
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春ガーデンに欠かせない花のひとつ、ラナンキュラス。大ぶりでカラフルな花びらが幾重にも重なる非常に見応えのある花という印象です。今回は、そんな魅力に溢れるラナンキュラスに迫ってみましょう。

ラナンキュラスってどんなお花?

園芸初心者の方には馴染みがないかもしれませんが、秋植えの球根や生花でも見かけることが多く、比較的身近なお花といえるのではないでしょうか。そんなラナンキュラスですが、咲き方、色合い、性質…結構違いがあるんです。例えば花径15cm以上にもなる超巨大輪種、鉢植えに向く草丈が20cm前後のポッド・ドワーフ、スプレー咲きのラックスシリーズ、茎が張って広がる宿根草のゴールド・コインなどがあります。
また、バラに似た豪華な花姿から、ブーケやアレンジなどのフラワーギフトとしての需要も高いです。
ラナンキュラスはラテン語でカエルを意味する”rana”に由来するとされています。湿った場所に自生することが多いことと、葉がカエルの足に似ているからと云われています。

ラナンキュラスラックスの人気種と特徴を徹底解説

見逃せないラナンキュラスラックスのおすすめ品種

宮崎県のナーセリー、綾園芸さんによって作られた光沢感のある艶々とした花びらが特徴のラックス。繊細な花姿ながら病害虫に強い強健さと、植えっぱなしで夏越しでき根付けば毎年何十輪もの花をつける性質で初心者でも育てやすい人気種。毎年新しい品種を買い足すコレクターが多いのも納得のラナンキュラスです。

ラナンキュラス+ワックス=ラックスと名付けられた独特な艶感ですが、優しいニュアンスカラーで調和しやすく、春ガーデンに重宝するのでおすすめです。
そんなラックス、たくさんの種類からどれを選ぼうか迷う方へ、いくつかおすすめ品種をピックアップしました。

●おすすめ品種

エリス
鮮やかなサーモンピンク(オレンジ?)がとにかくかわいい!

サティロス
渋いゴールドの花がシックでゴージャス。格好良いラックス代表です

ムーサ
赤い花弁の裏側は少しシルバーがかっていてシックな雰囲気

リュキア
ローズがかったピンクの一重~半八重で大ぶりの花がたくさん咲きます

ディオニソス
花弁の先が少しうねるように咲く赤紫の大人カラー

 

正直品種が多く甲乙つけ難いので個人的な趣味全開のおすすめになってしまいます…

名前のネタはギリシャ神話!

ラックスシリーズの品種名、聞いたことあるなーと思った方も多いのではないでしょうか。品種名はギリシャ神話にちなんだものが付けられています。それぞれの花姿から想像できないようなドロドロとした神々と、どの花がイメージと一致するでしょうか。

参照元 http://www.ayaengei.com/plant/rax.html

ヘスティア ピンクが入ったような淡く優しいクリーム色
かまど、暖炉、家庭、家族、国家の正しい秩序を司る女神。温かさをもたらし人々の絆を結ぶ守護神として存在する。

ミネルバ オレンジとイエローの中間。日光が当たると金色に輝く
人々の暮らしを平和に守るため、また、芸術文化を守るために知性で戦う戦術の女神。

ガラテア オレンジの八重咲き大輪系。丸い形に咲き縁が濃いオレンジ
彫刻家ピグマリオンが自ら彫った彫像ガラテアに恋をしてアフロディーテに頼んで命を吹き込み、妻となった。名前は「乳白色の肌をもつ者」を意味している。

参照元 http://www.ayaengei.com/plant/rax.html

ジュピター 人気! 2023年発表の新しい品種。庭を明るくするはっきりとしたピンク色
ゼウスのこと。天空の神であり、オリュンポス十二神の頂点に君臨する最高神。宇宙や天候を支配する天空神であり宇宙を破壊できるほど強力な雷を武器とする。

アリアドネ 定番 クリームがかった優しいピンク色で、花の中心は少し濃いピンクになっている
とりわけて潔らかに聖い娘を意味する女神。また、怪物退治に迷宮へ入るテセウスに脱出用の糸を与えたことから、難問を解決する鍵を「アリアドネの糸」という。

参照元 http://www.ayaengei.com/plant/rax.html

アイオリア 八重咲きパープル系。シックな雰囲気に合うが重くならない
風神アイオロスが支配する浮き島。島の洞窟に風が封じ込めてあり、アイオロスはそれを自由に取り出して吹かせることができた。島の位置はシチリア島の北だったと云われる。

ハデス ムーサと似ている赤い花だが、ムーサは朱色に近い赤、こちらは真っ赤といった印象。咲き進むとシ赤が抜けゴールドが入る。
死者の国を支配する冥府の神。ゼウスやポセイドンの兄にあたる。本来純真無垢な性格であったが、冥府の支配者という役職を与えられたことにより陰気で冷酷な性格になったと云われている。

ムーサ おすすめ! 朱色に近い赤い花弁で咲き進むとハデスに似たゴールドが入る。
人間の知的活動を司るゼウスの9人の姉妹神。英名ミューズ。詩歌、音楽、哲学、天文、数学、舞踏など。詩人などが霊感を得るためにムーサの力を借りることも。

サティロス おすすめ! 渋いゴールドの花弁の大人カラー
森や山に出没する半身半獣の男性の姿をした精霊。ディオニソスに付き従う陽気で好色、酒好きな性格。

参照元 http://www.ayaengei.com/plant/rax.html

ティーバ 薄めのパープルで花の中心になる程濃い色になる八重咲き品種
アテナイ(アテネ)やスパルタと覇権を争ったとしこっかのひとつで、多くの神話の舞台となった場所。

ピュタロス 鮮やかな花と相性が良いレモンイエロー。八重咲きで可愛い系
アッティカ(アテネを中心とした地域)の英雄

参照元 http://www.ayaengei.com/plant/rax.html

ロティス
淡いオレンジ~淡いピンクのおしゃれな色合い
自然を守る若い女性の精霊。果樹園や庭園の守護神で豊穣と生殖を司るプリアーポスに恋をされて、逃げるために水辺に咲く蓮に変身した。


ハリオス 柔らかいパステルイエロー。春の庭で生き生きします
太陽神。常に空にあって地上のすべてを見ているため、アフロディーテとアレースの浮気や、ハデスがペルセポネーを誘拐した際にゼウスが加担したことを密告した。

ミノアン イエローで裏は赤。花びらが丸まったように咲く個性的な姿
紀元前3000年から前1100年頃にかけて、クレタ島を中心に栄えた文明。高度な建築技術、芸術活動、活発な交易で地中海の中心だった。クレタ島を統治した王ミノスは正義の王として知られミノタウロスの神話に登場する

エリス 人気! おすすめ! 丸い花弁。鮮やかなサーモンピンクで濃いピンクに縁取りされている可愛い色合い。有翼で槍を持ち、火炎の息を吐く争いの女神。

リュキア おすすめ! 華やかなローズピンク
太陽神アポロンを夫に持つ妖精。また、現トルコ南沿岸のアンタルヤ県とムーラ県の地域辺りの古代の地名。

アウラ 八重咲きの明るいピンク色。可愛い系
そよ風の女神。ディオニソスに愛されたが俊足を活かして逃げていた。アフロディーテによりディオニソスの子を宿したが生まれた双子を殺して河に身を投げたところ、ゼウスに泉にされてしまった。

参照元 http://www.ayaengei.com/plant/rax.html

ヘラ パステルとビビットの間のような鮮やかなピンク色が可愛い八重咲き品種
最高位の女神。結婚・産児・主婦を守護する女神で、夫のゼウスに関する嫉妬から様々な悲劇が生まれている。毎年春になると聖なる泉で沐浴して苛立ちを洗い流し、天界で最も美しい女性になる。

ニノス 清楚な八重咲きホワイト。花の真ん中は薄くグリーンが入る
古代アッシリアの伝説的な王。古代ギリシアの歴史家によると首都ニネヴェの神話上の創建者であり、セミラミスの夫とされる。

ディオニュソス おすすめ! 赤紫色の花弁の先がうねるように咲く
ブドウ酒と豊穣の神。最高神ゼウスと人間を親に持ち、ゼウスの腿から生まれた異色の存在である。

参照元 http://www.ayaengei.com/plant/rax.html

グレーシス 咲き始めはグリーン~クリーム~白に変化。蕾からの変化が楽しい品種
ギリシャ神話に登場する美と優雅を司る三人の女神。本来は春の芽生えの活力を表した神だったが愛と美の女神となってからアフロディーテの従者とされた。

ウラノス シックなベージュっぽいオレンジ色
全宇宙を最初に統べた原初の神々の王とされる天空神。天そのものの神格化。「星ちりばめたる」という称号を持ち、全身に銀河を鏤めた宇宙の神と考えられていた。夜になると暗くなるのは彼がガイアと交わる為にニュクス(夜)を伴って大地に近づくためだという。

参照元 http://www.ayaengei.com/plant/rax.html

エウロペ
一重咲きのピンク~パープル
ヨーロッパの語源。地上の水辺で遊んでいたところをゼウスに見初められ、エウロペに近づく為に雄牛に変身したゼウスにさらわれた。

いかがでしょうか…イメージと合わないお名前でも花は可愛いから問題ないか♥

 

最近人気急上昇のランドセルシリーズって知ってる?

ランドセルシリーズとは?魅力やラックスとの違いは?

花びらの色が先進むにつれ、色の変化や花びらの形状が巻いたりと変化する品種があります。特に色の変化が大きく長く楽しめる品種が多いです。また、小輪多花性で次々に花が咲いていくスプレー咲き品種もあり、春まで次々に開花してくれます。
草姿は花茎がしっかりとしていて、高さもラックスよりコンパクトな印象です。

生産販売がラックスよりあとで比較的新しい品種になります。商品自体流通が少なく、ちょっとレアな感じがあります。

ランドセルシリーズ 13品種一覧

ランドセルシリーズは現在 全13品種

ソルトムーン・あずき(サラセレネ・ヴァシネ) ・・・ラックスにはない花びらの先が尖った形とシックな色味

 

ソルトムーン・スカーレット ・・・明るい鮮やかな赤から薄いピンクに色変わりする

 

サラセレネ ・ミクロスコピオ ・・・鮮やかなオレンジ色。比較的早めに咲出し花期が長く葉に白いドットのような模様がはいっているのも特徴

サラセレネ・ラゴス・・・黄にオレンジが縁や模様のように入った花びら

 

サラセレネ・ジャシンタ・・・濃いピンク系。花弁中心から外側へ色変わりし、色模様の変化が楽しめます

 

⑥サラセレネ・ロクサス・・・濃いピンク系。花弁の形が上から見る三角に見え、花弁が巻いているのが特徴

サラセレネ・アロピクス・・・照りのある赤いビロードのような花色、花びらは楕円で色の変化が少なくしっかりした色味が最後まで楽しめる

サラセレネ・カルキノス・・・明るめの赤から色抜けにより花びらが金色がかってみえます

サラセレネ・アマルティア・・・早生品種 透き通る黄色い花で小輪多花性です。葉に白い斑点模様も特徴

 

サラセレネ・イパリオン ・・・ 花色の変化が大きく、濃いオレンジからクリーム色へ

 

サラセレネ・モノケロス・・・ オレンジ系 一重の小輪多花でたくさんの花が楽しめます

サラセレネ・パルセノス・・・ 中心と花びら裏のポップなピンクがとてもキュートです

サラセレネ・エヴァンジェリン・・・ピンクのフリルの花びらは光沢が引き立ちます

 

 

ラナンキュラス・ラックスとランドセルシリーズの育て方

ラナンキュラス・ラックス.ランドセルシリーズの魅力の一つは艶やかで美しい花と地植えでも植えっぱなしにできる手間の少なさが魅力のラナンキュラスです。ただし、植えっぱなしにできるといっても、土壌の水はけが悪いとやはり球根が腐ってしまうのでそのあたりもまとめてみましたので参考にしてください。ラナンキュラス・ラックス、ランドセルシリーズの育て方は同様です。

ポイント  初夏から夏の休眠期を越すこと!! (葉の黄変4.5月~9月頃まで)

● 地植の場合 植える場所を少し気をつけるだけで植えっぱなしができます。球根を腐らせないことです。

①水はけのよい場所。 梅雨や夏の水やりが増えても、すぐに水がひく様な土や場所であればOK!!

②地植えでも常に乾かさないようにする必要がある植物を隣に植えない。

③生育中なのに弱ってきた場合の原因は球根が腐ってきていることが多いです。その場合そっと球根、根をできるだけ一緒に堀上ます。腐っているところは取り除き、株のひとまわり大きいくらいの深鉢へ植えます。葉があるうちは土が乾いたら水やりしていき、葉が黄変したら水やりを止めて、鉢のまま休眠に入りましょう。弱ってきているときの肥料は禁物です。また大きすぎる鉢だと土が乾かなくなり更に球根を腐らせる原因になりますので注意してください。
休眠時の鉢植えの管理   水が常にかからないような軒下などやデッキ下などへ。また鉢内の温度が高くなりにくい日陰になる場所を選んでください。絶対濡れてはいけないわけではありません。時々の雨くらいは問題ありません。

■日当たり ラナンキュラス・ラックスは日当たりと風通しのよい場所を好みます。

■水やり 鉢植え 土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。                             地植え 根付いたあとは基本的に降水任せてよいですが、極端に乾燥しているときは水やりをしてください。

■植え付け 植え付けは10〜11月が適期です。鉢植えの場合 深鉢7号鉢へ根鉢を崩さずに植えます。5号鉢以上のものはひと回り大きい鉢または地植えで植え付けたあと、たっぷり水やりをします。また、植え付けの1〜2日前から水やりを控えて、土を乾燥気味にしておくと植え付けがしやすいです。

■用土 水はけと通気性のよい土を好みます。市販の草花用培養土や球根植物用培養土が使えます。

■肥料 植え付け時は元肥として緩効性肥料を根に当たらない下の方へ土と混ぜておきます。

ポイント 2年目以降の株は休眠明け葉が出だしてからすぐにはあげず、根がよく伸びて株自体しっかりしてから土の上から緩効性肥料をあげます。目安の時期は12月ごろ追肥は3月頃。 液肥の場合は500倍以上の薄めで週一くらい。どちらの肥料でも急いで肥料を効かせると寒さに弱い柔らかい葉が伸びやすくなってしましいすので、与えすぎは注意です。

■冬越し −5℃ほどまで耐えることができ、一般的なラナンキュラスよりも寒さに強いです。霜や雪で葉が凍っても冬越しができますが、葉が傷みすぎると花の上りが遅くなるので、0度下回る場合は不織布などで防寒、鉢の場合は暖房が効いていない家の中や物置などへ置くがよいでしょう。

■主な病気・害虫

病気 ▶ うどんこ病— カリグリーン・芽出し時期と春前くらいに薬剤散布しておくのがおすすめです。
害虫 ▶ ハエモグリバエ— ベニカベジフル ・ 春前までには予防に散布しておくとよいでしょう。虫が出てしまった場合も同薬剤での効果みれます。

■植え替え 植え替えは、休眠後より 休眠明けの10〜11月が適期です。鉢植えの場合は2〜3年に1回、ひと回り大きい鉢に植え替えます。 鉢を大きくしたくない場合は株分けします。葉がでだしてからの場合は球根が葉茎から取れやすいので気をつけて行いましょう。植え付けから5年経った株は生育が悪くなるので、地植えの場合も堀上で株分けなどして植え替えをしましょう。

春にぴったりなラナンキュラスの育て方ガイド

初心者に最適なラナンキュラスの選び方ポイント

ラナンキュラスの苗のほとんどは、一番花がついた状態で出荷されてきます。たくさんの色あい、咲き方がある花なので、とりあえず好きな色を探してください。好みの色のものを見つけたら・・・

その中でよい苗を探しましょう。

●株がしっかりとして、葉っぱが緑色で生き生きとしている

ラナンキュラスだけでなく花苗の選び方は、花だけでなく、葉っぱが重要です。葉っぱが痛んでいたり、

黄色かったりするものはやめましょう。

●咲いている花だけでなく、つぼみが押しあがっているかを確認

葉の色がきれいで、つぼみがたくさんついたぐらつきのない苗を選びましょう。また、ラナンキュラスは、つぼみの時と開花した時の花の色がかなり変わるものが多いです。色合わせを意識して選びたい場合は、最初の一輪が開き始めている苗を選ぶとよいでしょう。

●茎が太くしっかりとしているもの

ラナンキュラスはお花の重さがしっかりとあるので、茎が折れてしまいやすいお花です。 茎が折れてしまうとお花を長持ちさせることが難しくなってしまうので、茎が太くしっかりとしたものを選ぶのがおすすめです。

色とりどりなラナンキュラスで楽しむ寄植えアイデア

●似た生育環境の植物を集める

ラナンキュラスの寄せ植えのポイントは、似た生育環境を好む植物を集めることです。

ラナンキュラスは乾燥を苦手としますが、水はけが悪いのも苦手です。水はけ、水持ちがよい土に合う植物を選びましょう。

●開花時期をそろえる

ラナンキュラスの花期は3月から5月です。寄せ植えする植物もこの時期に開花する花を選ぶと、いっせいに花が咲いていて美しくなります。

花が終わった夏場の休眠期に球根を掘りあげ、また秋に植付をすれば来年も花を咲かせることができます。その時には、同じ秋植え球根同士で寄せ植えをすると、夏の掘り上げの作業も1度にできるのでおすすめです。

【参考】開花期間が4月~5月くらいまでのラナンキュラスと開花時期が同じ草花

パンジー、ビオラ、忘れな草、アリッサム、ノースポール、ネモフィラ、デイジー、プリムラ、イベリス、

バコパなど・・・

●花色は同色系を意識しよう!

寄せ植えではあまり花色を多く使うと、まとまりのない仕上がりとなる場合があるので、初心者の方は同色系2色程度の組み合わせにとどめると間違いがありません。

(参考画像:+ストック)

●花が小さい植物を活用しよう!

ラナンキュラスの花のサイズはだいたい7〜10cmほどです。

寄せ植えでは主役になる存在感がある花の大きさなので、ラナンキュラスを主役にしたいのであれば、それより小さいサイズの花を組み合わせるのがおすすめです。

(参考画像:+ネメシア)

●草丈が低い植物をあわせよう!

ラナンキュラスは鉢植えのものは15cm~30cmほどの草丈ですが、足元がスカスカになることもあるので草丈の低い草花を合わせるとバランスが整います。

(参考画像:+ビオラ)

ギフトにも喜ばれる豪華なラナンキュラス

鉢ものでおすすめ

ポンポンシリーズ

2011年にイタリアで開発された品種で、ローズピンク×グリーンやイエロー×グリーンなど単色ではない華やかさがあり、少し厚めの花びらが開ききらずに密集して咲くギュッとした花姿が特徴です。花持ちも長めな点もポイント!また、花名にハーマイオニー、シレンテ(ダンブルドア)、ミニョン(ドラコ)などハリー・ポッターに関連する名前(※イタリア語版)が付けられているものもあり、ファンなら思わず手に取ってしまう魅力があります。生花でも良いのですが背丈がそこまで高くはなりません。

ラックスシリーズ

生花・アレンジにおすすめ

シャルロットシリーズ
大輪で、フリルのような花びらがふんわりと開き花芯が見えるアネモネ咲き。オレンジ、ピンク、ローズ、ベージュなど可愛さを残しつつ落ち着いた色合いで、由来の「女性的な可愛さ」という意味のシャルロットという名前がぴったりです。

フェスティバルシリーズ
花の中心から葉が出てくるかなりユニークな咲き方をしています。花の中央のグリーンの部分が大きかったり小さかったりと個体差があって様々な表情を楽しめます。

綿帽子
国際園芸博覧会「Floriade2022」金賞を受賞。世界一に輝いた美しい直径15cmほどの白いラナンキュラスです。見かけたら是非手に取って見て魅了されてください。

●ブーケなど生花を活けるなら●
ラナンキュラスの茎は柔らかく、水につけすぎると痛んでしまいます。浅めに水を張ってこまめに水を替えましょう。また、特に大輪の花は重さに耐えきれずに首を傾けてしまう為、開花が進むにつれて茎を短くしてまっすぐ立つようにすると長持ちします。

まとめ

鮮やかな花びらが何層にも重なってボリュームのある豪華な花姿で春のガーデニングでもアレンジやブーケでも人気のあるラナンキュラス。一見するとバラのようにも見えます。
盛んに品種改良がなされていて、新しい品種が続々誕生し、咲き方やグ、サイズ感など新しい発見が多いのも楽しいですね。特にこの記事では、まだ情報が少ない、これから注目のサラセレネの特徴をお伝えできたのではないでしょうか。
球根、苗、鉢、生花。ご自宅の環境に合った楽しみ方を発見してくださいね!

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グリーンファーム運営担当

グリーンファームラボ運営担当者です。 これからたくさんの植物の欲しいと知りたいがわかる情報をお届けいたします!
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