今回は、美しい花弁と独特の花形が魅力的な「アネモネ」に焦点を当て、アネモネの植えっぱなしに関する疑問にお答えします。鉢植えや地植え、植えっぱなしと球根の掘り上げについて、そしてアネモネの植え付け・植え替え、増やし方に関する情報を詳しくご紹介いたします。
アネモネは植えっぱなしでも大丈夫?
鉢植えの場合
アネモネは植えっぱなしでも大丈夫なお花です。ただし、土が湿ったままだと球根が腐ってしまうため、土はきちんと乾燥させましょう。
鉢植えであれば移動ができるため、風通しの良い日陰で保管しておくと良いでしょう。
地植えの場合
アネモネを地植えにする場合、掘り上げて管理することをおすすめします。
「鉢植えの場合」でも述べたように、アネモネの休眠期は土を乾燥させておくことが重要なため、雨が避けづらい地植えの場合ですと掘り上げて管理する方が手間がかかりません。
葉の全体が枯れる前くらいの土が乾燥しているタイミングを見計らって、球根を掘り上げるようにしましょう。
植えっぱなしと球根の掘り上げはどちらが良い?
失敗が少ないのは、掘り上げて管理する方法です。鉢植えであれば植えっぱなしの状態でも土を乾燥させやすいですが、掘り上げであれば球根の状態を確認しながら管理することが可能です。
植えっぱなしにして、気づかない内に球根が腐っているという状態を防ぐことができます。
アネモネの植え付け・植え替えについて
植え付けに最適な時期
アネモネの球根の植え付け時期は10月以降です。気温が高かったり湿度が高いと球根が腐りやすいため、台風などのシーズンを過ぎた時期が最適となります。
植え替えに最適な時期
アネモネの苗の最適な植え替え時期は植え付けと同様に10月頃です。必ずしも植え替えをする必要はなく、株が繁茂しすぎたり、土壌の劣化が進んだ場合に行います。
※植え付けと同様に10月頃→苗が出回る12〜3月頃
アネモネの増やし方
分球で増やし方
アネモネは分球によって自ら増えます。その増えた球根を切り分けて別に植える事により、株を増やすことが出来ます。
花が咲き終わって葉が枯れたアネモネを、掘り上げてすぐに分球するか、植え付けをする前でも大丈夫です。
ただし、植え付けをする前の場合は切り口がしっかり乾いていないと腐るリスクが高いため注意しましょう。
これまで説明してきたとおり、アネモネは高温多湿が苦手なため掘り上げた球根は日陰で通気性の良い場所で保管するようにしましょう。
種まきでの増やし方
アネモネの種まきは別の増やし方の一環です。アネモネは暑い時期になると発芽がしづらいため、9月〜10月頃に種をまきましょう。
種をまいてからは3ヶ月で花が咲きます。
特定の時期に花を咲かせたい場合は前もって早めに種まきの準備をする必要があります。
〜まとめ〜アネモネは植えっぱなしでも大丈夫なのか?
アネモネは植えっぱなしでも十分に根付き、美しい花を咲かせることができます。適切な管理と時期に応じた植え替えや増やし方を実践することで、長く楽しむことができます。
掘り起こしなどの作業が手間だという人も植えっぱなしが可能であれば手軽にアネモネの生育を始められるのではないでしょうか?
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